IDFC2017 参加者紹介②
2017年度参加者の加藤春奈です。
同志社大学政策学部政策学科、2019年卒業予定の現在2回生です。
世間で一般的な先進国と発展途上国という分類の仕方に疑問を持っていて 自分なりにミャンマーを見つめ、自分なりの解釈が見つけられたらなあと思い、飛び込みました。
IDFCの分科会では Education and Career を選択しました。塾講師をしているので子供と接する機会が非常に多く、他国の教育制度や実態に興味があったこと。それに加え来年就職活動する身として他国の学生はどのように仕事に就くのかを知り、そこにある課題について話し合えたらと思い、選択しました。
現在京都Xキャンプ与謝野という団体で古民家のリノベーション、カフェ運営を計画させてもらっています。この団体の活動において 服を作ることや刺繍といった自分の趣味を活かしています。また、京都SDGsマップ作成プロジェクトにも参加させてもらっています。京都の企業さんの取り組みとSDGsの関連性について調べるため、色々な企業さんのお話を聞くことが出来、とても充実しています。
私は今回がほとんど初海外です。が、選んでもらったからには じぶんの最高記録のがんばりをしたいと思います。IDFCでは みなさんじぶんの考えの芯があって惹かれました わたしもそういう風になります! よろしくお願いします。
IDFC2017参加者紹介①
こんにちは!2017年度、IDFCに参加します吉野一輝です!
大学では国際関係学を専攻しています。
ミャンマー渡航まで残り1月と少しとなり各方面での準備が加速してきました。
早速、IDFCへの参加動機も含めて自己紹介をしたいと思います。
実はIDFC参加前の半年間の期間タイに渡航しバンコクあるタマサート大学に留学していました。
以前、長期間中国に滞在していたこともあり、東アジアに関心をもっていましたがチャイナプラスワンの動きに乗っかり、東アジアに加えて東南アジアのフィールドでASEAN諸国政府の抱える政策課題・社会問題に注目を持ちはじめました。
留学先のタイ王国は東南アジア屈指の物流・製造のハブであり、日系企業が現地に進出し、活気づいている地に身を置いて学ぶ経験が最大の収穫でした。
今回のIDFCで渡航地であるタイのお隣、ミャンマーですが民主化以降、国民の生活水準向上に伴って東西経済回廊を通じてタイで生産された日本車が多く輸出されるなど、今ホットな国になっています。
人口は5000万人を超え、ASEANの国では第五位の人口を誇っています。新興国の中でも周辺国と比較して長らく遅れをとっていたミャンマーの経済発展ではありますが今後も段階的な成長が見込まれインフラ整備も進んでいくでしょう。
IDFCは国際交流や国際開発に関心を寄せる多様なバックグラウンドを持つ学生メンバーで結成されています。ミャンマー渡航中、プログラムでは現地に進出する企業訪問、ミャンマー側参加者との共同プロジェクト等のアクティビティーが予定されておりアジアのラストフロンティア(未開拓地)に“今“から飛び込み日本・ミャンマーの友好に大いに貢献していきたいと思います。
写真はタマサート大学(タイ・バンコク)留学中に撮影しました。
タイでは大学ごとに指定の制服があります。
タイからラオスに旅行した際の二枚。
陸路で国境を超えるということが日常的に行われています。
また日本によるODAの様子を目にすることが出来ました。
バンコク市内の様子。多くの日本車が走り、ジャパンブランドの浸透を
実感。しかしながら渋滞が日常的に発生し、また環境面での課題も多く見受けられた。
新年あけましておめでとうございます!
IDFC企画担当の塚本沙世です(*^^*)
新年あけましておめでとうございます!
皆さんはどんな年末年始を過ごされましたか?
2017年が皆様にとって幸せいっぱいに溢れる一年になりますように。
さてさて、気づいたら2017年、IDFC本番まで残り一ヶ月となりました!
さて、今回は12月ミャンマーで行われたIDFC参加者合宿のお話をさせて頂きます♪
ミャンマー参加者合宿は、12月10,11日にYangon YMCAにて行われました。
私もちょうどミャンマーに渡航していたため、一緒に参加してYMCAに泊まって来ました。二段ベットで合宿所みたいな感じで、一人お昼と朝ごはんがついて5,000kyat... 安い!
とても古い建物で、シャワーも冷水をかぶって体を洗うスタイルだったのですが、なんとこの宿、HAUNTED HOUSEらしく、幽霊の話でとても盛り上がりました。
盛り上がり過ぎた結果、怖くなり過ぎてみんな小ちゃなベットにふたりで寄り添って寝るハメになりました...笑 (*今年度のIDFCでは使わないのでご安心を!もしかしたら来年は...)
合宿中は、IDFC本番に向けた心構えや準備についてミャンマー側運営が熱心にファシリテートしてくれました。全てミャンマー語で行われたため、私はとりあえず笑顔で頷いておりました。
だけど、みんなの顔は真剣そのもの!熱心に取り組んでくれている運営、そして参加者を見て、私も最後まで妥協せず頑張らないとときの引き締まる思いでいっぱいになりました。
夜には、新しく新設移動したNight Marketにも出向きました!
遊ぶときはきちんと遊ぶ!大事ですね。
最後におまけ:私用があってネピドーに行った時に、幸せを呼ぶ白い象にあって来ました。「白い」象です。白です。どの象のことを指しているか分かりますか?
正解は、三匹とも全て「白い」象らしです!笑
どう考えても白くはないのだけど、地元の人が興味津々で見に来ては笑っていました。ビルマ語はわからないけど、なんで笑ってたのかはすぐにわかりました...笑
黒柳英哲様インタビュー記事〜貧困下のあらゆる人々を汲み入れる持続可能なビジネスで起業〜
黒柳英哲様プロフィール
1980年生まれ。フリーランスとしてアジアでのビジネス支援、NPOのファンドレイジングや企業連携、国内の地域活性化支援などに関わる。低所得や貧困の中で暮らす人々が排除されることのない世界を創るため、マイクロファイナンスとBOPビジネスを支援するリンクルージョン株式会社を設立(2015年4月)。このビジネスモデルで、40億人のためのビジネスアイデアコンテスト最終審査会まで進出された。現在は、ミャンマーを拠点に活動中。
黒柳さんが代表取締役を務めるリンクルージョン株式会社の事業内容やどんな思いで取り組まれているのか等、インタビューしました。
現在、インターン生も募集中です!途上国でのソーシャルビジネスに興味のある方も必見!!
貧困層の生活水準を改善する マイクロファイナンス
Q. 黒柳さんは、マイクロファイナンス機関とビジネス提携されていますが、まずはマイクロファイナンスについて教えていただけませんか?
世界の人口がおよそ73億人いる中で、
きれいな水にアクセスできない人口が8億人、
電気が来ていない人が15億人、
衛生的なトイレが使えない人口が25億人。
これらのようなベーシックヒューマンニーズにアクセスできない人々が未だかなり多いように、
金融サービスにアクセスできない人々もかなり多いんです。
世界の成人人口の約半分にあたる20億人が公式な金融サービスを利用することができません。
「お金を借りる、預ける、保険を利用する」といった金融サービスって、お金持ちのためじゃないか?とイメージする方も多いかもしれません。
でも、貧しい人々にこそ金融サービスは必要なものなんです。
彼らは日雇い労働などのため、家計が脆弱で毎日一定の収入を得られるわけではありません。常にお金のマネジメントについてはすごく不安定さがつきまとっています。
そんな状況に加えて、もしお父さんが亡くなったら、とても重要な一家の働き手がある日から突然いなくなってしまうということです。例えば生命保険に入っていたら、状況は変わるかもしれません。
彼らの生活はそういったリスクに対してかなり脆弱です。
しかし、金融サービスを通してこの状況を安定させたり、緩和することができます。
(マイクロファナンス機関の顧客の一人、ヤンゴン郊外の村のお母さんとその子ども)
例えば、地方や農村では、どこかに雇われて給料を稼ぐというよりも、家の前でモノを売るなどの零細自営業の人たちが多いですが、それにはもちろん元手が必要です。従って、目の前の一日を生きるためのお金を稼ぐことで精一杯であるような人には、商売を始めることや大きくすることは大変です。
このような人たちに対して、マイクロファイナンス機関が元手を貸します。彼らはそのお金でモノを仕入れ、家先や市場、路上で売ります。そして稼いだお金に利子を付けてマイクロファイナンスへ返済する。これを継続することで少しずつお金を増やし、事業を少しずつ大きくしていくことができます。こうして彼らは生活水準を徐々に改善していくことができます。
(マイクロファイナンス機関のスタッフが、顧客のミャンマー人たちへお金の使い方やその重要性などを伝えている様子。このように定期的に集会を行っている)
—マイクロファイナンスは、主に低所得者層に対しての銀行の役割を担っているのですね。
行っていることは銀行とほぼ同等です。
しかし、お金の貸し借りなど取引の頻度がずっと多いです。
業務が多く複雑なので、本来であればそれらをITシステムで管理する必要があります。
—確かに手作業だと人件費が嵩みそう…。
それがミャンマーの場合、今はまだ人件費が安いので、高額なシステム導入費用と比べると人力でやった方が安い場合もあるんです。でもこれはコストだけの問題ではありません。
手作業だとどうしてもミスが起きやすくなってしまいますし、情報活用もできません。
貧困下の人々の生活水準の向上に貢献し、
かつ企業の発展も達する"インクルーシブビジネス"とは?
そこで、私たちはミャンマーのマイクロファイナンス機関にITシステムを安く提供しています。さらに顧客情報やマイクロファイナンス機関のネットワーク網を利用して、ミャンマー進出を目指す日系企業に対してサポートを行なっていくことでビジネスとしても成り立たせていく事業に取り組んでいます。
低所得者層のニーズをビジネスに汲み入れることで、彼らの生活水準の向上に貢献すると同時に、企業も利益を生み出すことができる持続可能なビジネスを創りたいと思っています。
(マイクロファイナンス機関オフィスにて、顧客情報をパソコンに打ち込んでいるスタッフの様子)
Q. ビジネスソースとなる顧客情報とはどういったものでしょうか?
彼らの家計の収支、住環境や健康状態、子供の教育、そして生活費割り当てといったあらゆる生活状況がそれにあたります。これらを明らかにすることで、例えば彼らにより合う金融サービスや商品を開発することも可能になります。
社会課題解決を目指して、マイクロファイナンス機関は活動をしているわけで、そんな彼らにも顧客である貧しい人々のことを正しく理解することは大変重要です。
このような情報をきちんと整理することで、彼らのニーズに合わせて金融商品やサービスを向上していくことができます。
そのため、ただITシステムをマイクロファイナンス機関に対して入れて終わりではなく、ソーシャルミッションに取り組む彼らに情報を活用したコンサルティングも同時に行なっています。
(村のご家庭に訪問し聞き取り調査を行っている様子。左がマイクロファイナンス機関ではたらくミャンマー人男性で、右がその顧客の女性)
Q. 黒柳さんの会社の今後の方針を教えていただけますか?
マイクロファイナンスはここミャンマーでも拡がってきましたが、依然として都市部やその周辺に集中しています。この状況を打破するべくITシステムで業務管理コストを下げ、より広範囲の人々に金融サービスが届くようにしていきたいです。
Q. ミャンマーでもマイクロファイナンス機関から支援を受けられる人というのはかなり限られているのでしょうか?
はい。ミャンマーでも都市部周辺にしかまだ普及していない状況です。大体ヤンゴンの中心部から車で1〜2時間の範囲でしょうか。あとは、バゴーやマンダレー周辺など。これらに約160事業者が密集しています。
なぜかというと、地方へ行くほど運営費が嵩むためです。マイクロファイナンスの運営は、スタッフを多く必要とします。お金を貸すときも返済してもらうときも人の手で行います。また、それだけでなく定期的に被支援者とミーティングを開催するなど、彼らの金融に対する理解を深める活動も不可欠です。しかし、田舎に行くほど、一定時間で訪問できる家庭も限られてしまうなどより人件費が嵩んでしまうのです。
また、マイクロファイナンスであっても、最貧困層の人たちにそのサービスを届けることは依然として難しいです。ビジネスベースである以上は、ターゲットを決めて制限しなければいけないのです。
人件費などのコストをITシステムで下げ、より収益が得られる持続可能な仕組みを確立して、全ての人々が金融サービスにアクセスできるようにしていきたいと考えています。
(マイクロファイナンス機関および黒柳さんご自身の会社のミャンマー人と、パソコンで作業中)
ミャンマーやIDFCについても伺いました!
Q. そもそもなぜミャンマーにしたのでしょうか?
理由をあげるとしたら2点ありますが、ミャンマーに特別思い入れがあったわけではないです(笑)。
1点目は、3年ほど前、日本のNGOのメンバーとして、ミャンマーのマイクロファイナンス市場の調査を行いました。これが、ミャンマーのマイクロファイナンス市場のポテンシャルを感じるきっかけになりました。
2週間ほどミャンマーにも滞在し、今パートナーとなっているマイクロファイナンス機関にもすでに訪れていました。
事業が上手く進んでいるところもあれば、そうでないところも多くありましたが、ニーズが大きいからこそ、健全にマイクロファイナンス市場が成長する必要があると感じました。
2点目は、ビジネスの視点からミャンマーのマイクロファイナンス市場は入りやすいと考えたからです。
ミャンマーのマイクロファイナンスは創業数年の中小規模の機関がほとんどです。
すでにシステムが入っている機関にシステムを変更してもらうより、システムを持っていない機関に新規に導入してもらうほうが楽ですよね。
またより必要とされているところでやった方が、社会的インパクトも大きくなります。
Q. ミャンマー人と働いていてどうですか?どんなミャンマー人がいますか?
ミャンマー人の性格は、日本人に似ているところがあると思います。
彼らはとにかく真面目だなと感じます。
休んでいいと言ったはずなのに全員出勤してきたこともありました。
とっても働き者です。まあ、休んでる人は本当に休んでいますが…笑。
会社で働いてくれているミャンマー人だけでなく、例えばマイクロファイナンスの支援を受けている方で、自ら市場調査をしているアクティブなお母さんにも出会いました。
彼女は畑で空心菜を育てているのですが、借りている畑も狭いので月に3回しか市場に売りに行けないんです。他の日は、町中の市場を自転車で回って、村で一番安い空芯菜を見つけて、それを他の高く売れる市場で売ることで収入を得ているんです。転売で収入を得ることは趣味だと言っていましたよ(笑)
Q. 若者がミャンマーに来るべき理由は何だと思いますか?
ミャンマーじゃなくても、どこでもいいんじゃないでしょうか(笑)。
でもIDFCに是非参加してみたらいいのではと思います。
わたしはもともと場当たり的なところがありまして。目の前にある関心が湧くことをとりあえずやってみるということを重ねてきました。
なんやかんや、そのときそのときにやりたいことに一生懸命取り組めたことは良かったなと思っています。
20年先のプランを立ててキャリアを積み上げるというやり方もありますが、そうでないといけないと思う必要はないと思います。
例えば、就活で悩んでいる学生さんがいますが、そこでひたすら悩み続けて立ち止まっていてもしょうがないのかなと。
IDFCに興味があるなら、まずは参加してみたらどうでしょうか。
Q. IDFCのメンバーの印象を教えてください。
橋本くん(初代代表)に、はじめてIDFCについての話を聞いたとき、じゃあ成果は何?と質問したんです。そのとき、「目先の成果はありません」とはっきり言い切ってくれたのがとても気持ち良かったですね。
「ミャンマーと日本の学生が、ともに真剣に取り組みながら密になっていけば、それが無形の形として残り、それが将来、彼ら自身や社会に寄与すると思っているんです。」といったことを言っていて、すっと理解できたのを覚えています。
少ない実行委員で、ミャンマーには事前に1回しか来ていないのに、あれだけのプログラムを作れるのはすごいなと思っています。
こんなに用意された舞台はないんじゃないでしょうか。
Q. さいごに、黒柳さんにとってミャンマーとはどんな国でしょうか?
・・・ただ住んでいる場所です(笑)。
あなたにとって東京はなんですかと言われているのと同じですよ。
ミャンマーだからというより、取り組みたいことがある国がミャンマーだったというのが正直なところです。
実際、ミャンマーだからという理由で来ている人よりも、何かやりたいことがあって、それがミャンマーでできるから来たという人の方が多いなあと感じます。
そう考えると、いろんな人が興味を持てる国であり、可能性が広い国なのではないでしょうか。
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リンクルージョン株式会社は現在インターン生も募集中!
低所得者層にサービスや情報や商品を届けることで、彼らが取り残されることのないインクルーシブな世界を創る取り組みです。社会課題解決×ビジネスの経験ができます!
詳しくはリンクをご覧ください。
マイクロファイナンス機関から支援を受けているご家庭への聞き取り調査や、事業開発、広報活動等を行うことができます。
すでにインターン生もいて、IDFCコミュニティの仲間でもあります。
インターン経験ももちろんですが、ここでの出会いはさらなる繋がりに広げてくれるはずです。
(右から3人目が黒柳さん、そしてその左隣が現在ヤンゴン大学留学中でインターン生の塩野さん)
【編集:IDFC実行委員 和田幸子】
世界では、貧困層をなくすための様々な取り組みがなされていますが、やはりすべての人々に支援や事業効果をもたらすことは未だ難しいです。そういったこぼれてしまいがちな貧困下のすべての人々の生活水準を底上げすることから、より良い世界を創っていくことに、黒柳さんは、だれよりも情熱を持った方だと感じています。一見ドライかと思ってしまうその先に、まさに熱い気持ちと冷静な頭を持ってらっしゃる黒柳さんからは、会うたびに刺激をいただいています。IDFCの活動にも、メンバーにも、いつも温かい応援をありがとうございます!!
IDFCamp in Tsukuba
こんにちは!
このブログを読んでいるみなさん、いかがお過ごしでしょうか?
IDFC2017実行委員は今、プログラム参加者の募集を実施しております。そんな折、一昨日大学で所属しているダイビングサークルを引退してきた渉外担当のリョウサクです。ダイビングサークルではOBになりましたけど、IDFC2017実行委員はまだまだ現役なので、みんなで盛り上げて楽しんでいきましょー。
10月8日(土)から10月10日(月)の3連休のうち土日を使ってIDFCamp in TsukubaをIDFCの過去の実行委員と今年度の実行委員で行いました。土曜日にみんなで筑波山にあるキャンプ場でコテージを借りて、バーベキューを行い、次の日にはソバ打ちと登山をしました。過去のIDFCの思い出話や社会人としての日々の活動、学生時の過ごし方、就職の決め手など、勉強になるたくさんのお話を聞くことができました。とても建設的な交流会となり、刺激的で楽しかったです。OB/OGとして初代代表のユウさんや初代副代表のアキさん、初代渉外のナツキさん、IDFC2016マネジメント担当のアリケンといった今バリバリ社会で活躍する能力者が集いました!アリケンに至っては、関西から飛行機でこのキャンプに参戦してくれるなど、IDFCへのLOVEを感じずにはいられないですね!そんな優しくて頼もしい先人たちとのイベントにIDFC2017の現役実行委員の仲間とでのんびり過ごしてきました。IDFCコミュニティはイベントに貪欲に企画しており、今後も新しいイベントを作っていきます!
(バーベキュー場にて)
(そば打ちに挑戦・・・今度はみんなでそばパーティかな?)
キャンプの大きな目的は筑波山登頂ではないでしょうか?「余裕で登れるでしょ?」とつくば在住の私と企画のサヨさんは話しながらも、登山中は息が切れておりました。運動不足の社会人の方々からすれば、今頃筋肉痛になっているのではないでしょうか。ちなみに、サヨさんはクロックスで登山をするという荒技を・・・。前日の土曜日は雨が夕方まで降っていたので、道はとてもぬかるんでいました。良い子の皆さんは危ないので絶対に登山の時は準備をしましょうね(笑) 登る道中で、大自然を感じつつギャグや笑話を交えながら無事、登頂して筑波山の上からつくばを見渡して帰って来ました。行く道中では、綺麗な花や木々、ちょっとした休憩ポイントに点在している祠や大岩といった自然物を体感して気分をリフレッシュできました。
(山頂にてみんなで集合)
普段の生活を少し離れて体感した自然の中での仲間との交流はとても楽しく、企画をしていつかまた皆で集まる予定です。このブログを読まれているみなさんも、是非IDFCコミュニティに混ざってみてはいかがでしょうか?現在、プログラム参加者を絶賛募集中です。遊びも団体の活動も全力で取り組みます!
ミャンマー料理の数々
ミンガラーバー!
企画担当(IDFCのどん!笑)の塚本沙世です。
今回は運営員が8月のミャンマー渡航にて食べた、ミャンマー料理を紹介しようと思います!IDFCに参加したいけど、食べ物が不安な方必見です!笑
*ちなみに私の携帯にあった写真をもとにブログを作っているので、とても偏りがあります笑
①ミャンマーカレー(ヒン)
ここはIDFCで滞在するホテルのすぐ近くにある、とっても繁盛していたミャンマー料理店です。様々な種類のミャンマーカレーから煮物、そしてサイドの野菜などもたくさんの種類が置いてあり、選ぶのに迷いました。
塚本のオススメは、白花豆(?)を煮たやつです!写真で少し黄色っぽいやつですが、分かりますかね?ミャンマー料理店に行ったら、必ず食べています!
どんな味?それはミャンマーに来てからのお楽しみです♪
ちなみに隣に座ってた Ivory(ミャンマー側運営)は、ライスサラダを頼んでいました。ご飯とお茶の葉が混ざったものらしいです。何気に美味しい。
②ホテルの朝食
これはホテルの朝ごはんに載っていたもの。冒険して頼んでみました。炒めご飯の上に、炒めてとろみをつけたキノコ類がのっていました。これはミャンマー料理じゃないかもしれないな?と思いつつも、こんな料理もミャンマーにはあるんだよということで共有します。
ちなみに、ホテルの朝ごはんは最高なので期待していてください〜♪
③トーフーウン
これ!見た目からしてなんだかわかりませんよね笑 これは「トーフーウン」と言って、豆腐あん?がのった混ぜ麺です。ずっと食べてみたかったので、今回初挑戦してみました!味はイマイチでしたが、なんとミャンマーでは豆腐を食べる文化があるんです!また、「トーフジョ」と言って、ひよこ豆でできた豆腐の揚げ物などもあり、同じアジアなんだなと感じる場面でもありますね。
④シャンカオスエ
私が一番大好きなミャンマー料理です!シャン州の料理で、ミャンマーの油そばです。お店によって味が違い、毎回渡航時には色々なお店のを食べ比べています。甘辛いタレと、甘酸っぱいお漬物と一緒にいただきます。本当に美味しいです!
他にも、ロッテリア、KFC、地元で有名な「おいしい寿司」レストランにも行きました。ちなみに、お寿司屋さんのオーナーは日本にて修行を積んだ板前さんです。日本語も喋れて、ふと日本にいるような気持ちになるようなレストランです。(奇妙なメニューもたくさんありましたが笑)
おまけ:疲れ果てて寝ている運営員の図
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いろいろとお料理を紹介しましたが、他にもたくさん運営委員は試食してきました!これも、参加者がお腹を壊したり、体調を崩さないための準備です!
やはりミャンマーはまだまだ、衛生面で気をつけなければいけない場面がたくさんあります。日本と同じような感覚で行動してしまうと、確実にお腹を壊してしまいます。
なのでIDFCに参加される皆さんも、くれぐれ注意しましょう〜!
事前研修などで、渡航時の注意点などもお伝えするのでご心配なく。万全の準備で、参加者の皆さんがプログラムに臨めるよう日々、準備しております!
上映中『クワイ河に虹をかけた男』〜日本とミャンマーの歴史を感じる〜
永瀬隆さん。
彼は生涯かけて、奥さんと二人三脚で日本の戦後処理を続けました。
永瀬さんは、戦時中、陸軍通訳としてタイに勤務していました。
日本軍は、タイーミャンマー間に鉄道を建設していたのです。
それも長さ415km (当時では10年かかるはず) をわずか1年3ヶ月で完成させました。
建設に取り組んだのはだれか?
東南アジアの人々はまだ予想をつけられる範囲かもしれません。
でもかれらだけではありません。
イギリス人などのヨーロッパの兵士たちも捕虜として厳しい労働環境で働かせられました。
映画で、元捕虜のイギリス人が、もともと鉄道のあったところで、
永瀬さんを日本人と分かると、ギロッと睨みつけているシーンがありました。
・・・けっして拭えない、拭いたくない日本への憎しみを感じました。
イギリス人でこんなにも日本を憎んでいる人がいるのかと、恥ずかしながら知る機会になりました。
ミャンマー人も本当にたくさんの人々が捕虜として働き、死んでいきました。
かれらの骨はきちんと埋められていません。
そのままでした。
横浜に、イギリス人など日本で捕虜として働かされた西欧の人々の墓地があるのをご存知ですか?
これは永瀬さんも協力し作られ、いまでは毎年セレモニーも行われています。
その光景を見てなんのセレモニーかなと立ち止まる人。
はたまた通りすがり墓地が広がっていたら「なにかな〜」ぐらいでも思う人がでてきます。
わたしが観に行ったときは、上映後にトークイベントもありました。横浜にあるその墓地をきっかけに捕虜についての研究を始めた二人の日本人女性がご登壇されました。
墓地とはなにか?
ぼろぼろになるまで働き疲れて死んでいった人々がそのままでいいのでしょうか?
ほったらかしはもってのほかだと思います。
そして、きちんと墓地を管理することも大切だと強く感じさせられました。
タイで働かされて、一人家族の元へ帰ることもできなかったインドネシア人もいます。
永瀬さんのおかげで帰ることができた方もいましたが、そこで生涯を過ごした方もいました。
捕虜の一人一人にまで向き合ったことがありませんでした。
というか戦後処理について、メディアでは慰安婦問題がよく取り上げられていて、ひたすら日本を責め続ける韓国に嫌気もさしていたのが正直なところでした。
永瀬さんは、捕虜と人として出会い、戦後もただ一人日本の戦後処理を続け、結婚してからは奥さんと二人三脚でタイになんと135回巡礼をしました。
永瀬さんにとって、戦後処理は国レベルだけではなく、個人レベル、じぶんごとだったのです。
IDFCで日本とミャンマーの学生がどうしたら交流できるか?
真の交流ってなんだろう?
うわべじゃない、おたがいの良いところもわるいところも受け入れ合う機会をつくりたい。
相手のこともじぶんごととして考えられるような関係が、
日本とミャンマーでできたらいいなと思っています。
戦後処理についてまだまだ自分の答えが見つかっていませんが、
もっとアンテナをはっているようにしたいなと思いました。
『クワイ河に虹をかけた男』現在中野で上映中!
そのあと全国各地で上映していきます。
是非是非観に行ってみてください!!!
IDFC 和田幸子