第14回 1年ぶりのミャンマー 長谷川惠政

ミンガラバー!!

 IDFC2019年実行委員企画の長谷川惠政です!

2月の本会議のための準備渡航である Pre-IDFCも5日目に入り、どんどん話し合いも盛り上がってきています!話し合いをするのにも、ネタが尽きないため朝から夜遅くまでずっと頭をフル稼働させてる毎日です。

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この写真は何ら変わりのないミャンマーの景色ですが、一年ぶりにミャンマーに帰って様々な変化に驚いています。

そこで、今回はミャンマーに帰国した感想をお伝えします!

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これはあるカフェで食べたドラゴンフルーツのケーキです。

まず、カフェがどこにでもあることにびっくりしたのです。ミャンマーもついに

インスタ映えと言われているものを狙っているのかなと思うぐらい色鮮やかなケーキやデザートを食べることができるカフェが増えていることに驚きました。また、wifiを使うのにもストレスを感じることがなくなりとても快適だったので何時間でも滞在できてしまうなーて思いました。

 ケーキの味はビミョー、、、、、、、、、

そして、そのカフェの中はこんな感じでした!これはParibawga cafeっていうところです。

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ここは、ミャンマーの木を使ってドイツ人のデザイナーによって作られた家具を置いてるショールームにもなっています。ここに、お茶をしにくるというより、写真を撮るだけのために来ている人が多いように感じました。

カフェの他にもヤンゴンにはファーストフード店が増え、今ではどこでも見かけます。

やはり、どこの国のファーストフード店でも感じる独特の雰囲気で落ち着くのか、たくさんの若者で賑わっていました。中でも特に高校生だと思われる学生が多く、みんなパソコンを開いて勉強をしている姿や、食べ物の写真を撮る姿、友達と自撮りをする姿を見ながらSNSに囲まれる環境になってきていることに嬉しさを感じる一方、少し寂しさを感じました。昔は携帯が普及していなかったため友達と直接会っておしゃべりをして時間を過ごして楽しんでいました。

しかし、今となっては、空白の時間を携帯を見て過ごしてしまい、人との付き合い方においてSNSでの交流を重視していることに関して時間の価値観も変化したのが実感を持って迫ってきました。

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さらに、ミャンマーに住んでいた頃はローカルフードを食べにいくこともあまりなかったため、今回はミャンマー料理を食べる機会が多く、実は頭の中は常にご飯何を食べようかばかり考えています笑

ミャンマー側の実行委員に美味しいレストランを教えてもらい連れて行ってもらってます。ここでもやはり写真を撮りたくなるような見映えの良い美味しい料理が食べられるレストランが多く、ローカルレストランもお客のウケを狙ってきているということを感じ、ここでもSNSを意識したビジネスにおける価値観の変化に気づきました。

 

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これはミャンマーのお茶の葉『ラペッ』とご飯を混ぜた料理です。料理の見せ方に注目してください!

このように、ミャンマーでは食べ物への価値観においてただお腹を満たすだけのために何かを食べるよりも、SNSを通して食べるものを魅力的に見せることで自分の世界観を表現するようなったのです。

 

しかし、そのような店だけではく、たまにストリートフードも恋しくなり食べたくなるのです。これは『モンッリンミヤー』と呼ばれるたこ焼きのような食べ物ですが、10個50円で食べることができます。めっっっちゃ安い!!

 

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日本で生活をしだしてから金銭感覚が変わってしまい、改めてミャンマーの物価の安さにびっくりしています。

渉外に出ると屋台がたくさん並んでいたり、路上に店があるのを見たり、小さな子供がお金をせがみにくる様子を見て子供の頃に間近に見ていたミャンマーを思い出し、懐かしさを感じました。

 

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まとめると、同じミャンマー料理でもSNSを意識した人々の価値観が大きく変化したのではないのかと思いました。

 

今回のIDFCのテーマは『Seeking New Values』

ミャンマーは大きな変化を遂げてきて、新たな価値観が形成されてきています。

そこで今の私は、上で述べたように、食べ物、時間、ビジネスにおけるSNSによる価値観の変化を感じてきました。

大きく変化してきているもののミャンマーらしさ』というのは存在しています。一方でファッションにおいて最近では特に若者が、民族衣装ではなくスカートやジーンズ、露出の多い服を身につけていてミャンマーらしさ』はそこにありません。しかし、それは決して悪いことではなくて、新しい価値観が形成されていることを示しているような気がしました。つまり、新しい価値観が形成されているということは、ミャンマーが他の考え方についてもオープンになり、受け入れようとしている。

今年のIDFCでは、そのような新しい価値観が形成される背景にある日本とミャンマーの両国の文化圏について深く知って交流をすることで、様々な価値観を持った人々を認め合う心を参加者に持ってほしい。

そんな思いで今、本会議に向けて活動をしています!

 

めっちゃ長くなりましたが、最後まで読んでいただきチェーズーティンバーデー!!