今、両国開催をする理由 / ハル

 

 

こんにちは、ミンガラバー! 

 

IDFC2019で、副代表、広報、マネジメントを兼任しております、ハルです。

昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

 

今回は、わたしが「日本開催をしたいと思った瞬間」についてお話したいと思います。

(ここまで、さとしとえまちゃんが日本開催反対だった!と書いていますが、わたしも揺れていました。)

  

わたしは「IDFCに日本開催が必要だ」という思いを持っていて、そして「このメンバーで日本開催という挑戦を達成したい」と思ったからこそ、今年度日本開催を必ず成功させるんだ、と夏季準備渡航で心に決めました。

ちょっと長くなりましたが、2つのポイントがあって、日本開催をすることに決めました。

 

まず、「IDFCに日本開催が必要だ」という思いを抱いたのは、わたしが2年前のIDFC2017に参加者として参加したときでした。

 

本会議の中で、日本ミャンマー学生会議と両国の名を掲げているにも関わらず、議論の中心にあるのはミャンマーの課題。ミャンマー側にとって日本は貧困もなく、裕福な国というイメージがある中で、日本の課題について議論することは難しく、わたしはもどかしさを感じていました

 

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(IDFC2017の際の議論の様子)
 

日本にもこういう問題あるよ、と伝えても「でも、日本はすごい国だよね」という返答を貰うことも。

ミャンマーの学生にも、“日本のリアルな姿”を見て現状を知って欲しい、そして、両国の問題について議論したい。

 このようにIDFCに日本開催が必要だという思いを抱くようになりました。

 

 

しかしながら、日本開催には多くの費用が必要となり、これまでのノウハウとも異なる部分は少なくありません。

 

それらを理由としてIDFC2018では日本開催を行うことは出来ませんでした。

(実行委員に対する日本開催を2月末に行いましたが、参加者を日本に連れてくることは叶いませんでした)

 

ではなぜ、IDFC2019でその高い壁に挑戦しようと決めたのか?

それは、「このメンバーとだから」だと思います。

 

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実はこれまでIDFCの財務面は、予算編成から始まりほぼ大部分を日本側が担っていました。

しかし、夏の準備渡航において、なんとか日本開催を実現したい、という思いから、ミャンマー側が議論をして予算表を作成しました。

 

もちろん、抜けている項目や、日本での食事の相場を考慮していないという問題はありました。

しかしながら、今までしてこなかった予算表を作り、どうにか日本開催を実現出来ないかと必死になる彼らの想いの強さに圧倒されました。

その行為から、ミャンマー側実行委員の、参加者により良い学びの機会、よりLife changing experienceとなるようなものを提供したいという思いの強さを感じたからです。

 

そして、それまで「無理だ」と思っていた日本開催に対して、「この人たちと一緒に挑戦したい!」と思うようになりました。

 

 

このようにして、両国の参加者に、両国で学ぶ機会を提供することをわたしたち実行委員は決めました。

 

IDFCにとって、「ミャンマーと日本の若者自ら交流機会を創り、将来に向けて関係を築いていく」というビジョンを達成するために日本開催は非常に大きな役割を果たすことは間違いありません。

でも、わたしたち実行委員は、両国で、参加者が学び合う姿を想像すると、わくわくします。だからこそ、参加者にその機会を提供したいと思っています。

両国開催はもう1か月後に迫っています。何卒見守って頂けますと幸いです。

 

 

 

IDFC実行委員会

加藤春奈