IDFC2019第5回 他人の金で旅行する大学生にはなりたくない
ミンガラーバー!
IDFC2019実行委員の永井哲志です。今回は簡単な自己紹介に加え、IDFCとの出会いや実行委員としてのIDFCへの思いについて書こうと思います。
自己紹介
名前:永井哲志(ながいさとし)
所属:大阪大学外国語学部ビルマ語専攻2回
役職:渉外
座右の銘 危ぶむなかれ、危ぶめば道は無し
IDFCとの出会い
IDFCに出会ったのは昨年、IDFC2018の実行委員をやっていたビルマ語の先輩に宣伝されて応募してみたのがきっかけです。「ビルマ語専攻だし一回くらいミャンマー行かないとなあ」くらいのいわば興味本位で応募しました。正直IDFCの掲げる理想の参加者像を目指したい!日緬交流の目標を達成したい!というよりも、「何となくミャンマーがどんな国か肌で感じてみたい!」という感じでミャンマーを訪れること自体が主な目的でした。あれ、なんかこのセリフどっかで聞いたことがあるような…?
フィリピンのスラム街に住む子供たちに夢を与えたい!
スラム街の暮らしを肌で感じたい!
最近炎上したクラウドファンディングのやつやん…
てかこれって去年の僕そのものやん…。
そもそも何故このクラウドファンディングが炎上したのか?それは現地に行くことだけが目的になってしまっていて、実際に行って具体的に何をするかのゴールが設定できていなかったこと、おまけに発展途上国でスラムに住む人=夢がないと勝手に思い込んでコテコテのステレオタイプに染まっていたことが原因だと僕は思います。
もちろん百聞は一見に如かずの言葉の通り、実際に現地に赴くことは重要です。でも現地に行くことだけが目的じゃただの旅行です。クラウドファンディングなんかやってないで自分の金で勝手に行けよ!人様の財布をなんだと思ってるんだ!って話です。
ボロクソに書きましたが正直、自分もIDFC2018に応募した当初は炎上した彼らとなんら変わりのないレベルだったと言わざるを得ません。最初は具体的な目標を一つも持っておらず、何となくの気持ちでミャンマーに行くつもりでした。
ちなみにIDFCはいろんな企業や個人様からの協賛によって活動しています。ですからもしも
僕がそのお金を使って応募当初の“何となく”の気持ちのままミャンマーに行って“何となく”ミャンマーを感じて帰ってきたなら、それこそ炎上案件、ネット上で叩かれていたでしょう。(たぶん)
でも、ミャンマーに行く前の事前勉強会や合宿で実行委員の人やほかの参加者と話していくうちに自分がIDFCに参加する意味は何か?IDFC終了時までに達成したいことは何か?などの問いについて考え、自分なりの答えを見つけていきました。
うまく言葉にできませんが、自分なりの答えを見つけるたびに自分の中にあった“何となく”が消えていった感じがしたんです。”何となく”が消えたおかげで本会議中では自分の目標に向かって真っすぐ突き進んでいけた気がします。
そしてそのまま実行委員に
ミャンマーでの密度の濃い約10日間を終えると僕は“やりきった”という気持ちでいっぱいでした。しかしそれと同時に何か“もの足りない”という気持ちが芽生えてきました。本を読み終わったあとに「この続きが読みたい。」もしくは「違う視点でもう一度読み返してみよう。」と思う感じです。その気持ちは日に日に強くなって行き、気づいたら実行委員になってました。
ありゃりゃ、まただ…。また興味本位で応募してしまった…でも今年は大丈夫だという気がします。だって他人の金でスラム街に行きたいだけの大学生とは違って目的、やりたいことはもうちゃんと持っていますからね。
実行委員の中では一番の未熟者で、周りに迷惑かけてばかりだけど、これから努力を積んでいきたいです。1年間よろしくお願いします。
長文、乱筆失礼しました。最後まで読んで下さりありがとうございます!