1年ぶりのミャンマー。「変わったもの」と「変わらないもの」

こんにちは!企画担当の中田です!!

IDFC本会議に備えるため、ミャンマーへ事前渡航をしました。

今回で4度目のミャンマー渡航。タクシーの値段交渉はすっかり慣れました。

 

昨年度は1年間、デンマークに留学していたのでミャンマービルマ)にくることはできず、1年ぶりのミャンマー渡航となりました。

飛行機を降りると、懐かしい匂い。ミャンマーの空港は、仏教の国だからでしょうか、田舎のおばあちゃんの家のような匂いがします。

 

「あぁ、変わってないなぁ」と思いながら入国審査に向かって歩いていると、目の前に飛び込んできたのは驚きの光景でした。

 

 

「空港、めっちゃ綺麗になってる、、、」

 

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(↑出国の時のロビーです)

 

空港はリニューアルされており、ピカピカになっていました。驚きはこれで終わらず、、、

 

「あれ、WiFiもはやいぞ、、、」

 

インターネットに接続するのは時間がかかると思い込んでいたのですが、そんなことは杞憂でした。到着したことを伝えるため、ホテルにいる仲間への連絡、、、、の前に「ポケモンGo」。ヤンゴンに生息するコラッタを捕獲しました。笑

 

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無事、ホテルにいる仲間と合流した後、自己紹介や本会議の日程を決めるミーティングを行いました。

 

私は企画を担当しているので、1週間ミャンマーに滞在している間、ひたすらテーマについて脳みそを使い、ベッドに倒れるまで意見交換をしていました。

(今年のテーマは「Happiness」です。詳しくはコチラです↓)

idfc-jpn-mmr.jimdo.com

 

1週間ヤンゴンに滞在し、人々と関わり、仲間と意見交換したことを通じて、

ミャンマーが「変わったな」と思うところと、「変わってないな」と思ったところがあったので、紹介したいと思います。

 

変わったところ①:ヤンゴンバス

私が知っているヤンゴンでは、日本の中古バスがヤンゴンの市バスとして使われ走っていました。

しかし、タクシーに乗っていると、、、

 

「なんだあれ。」

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たことない黄色のバスが大量に駐車されていました。

現在、ヤンゴンのバス停には路線図が表示されており、この黄色のバスが走っています。全てがこの黄色のバスになったわけではないですが、ヤンゴンの市バスとして、この黄色いバスが走っていました。

 

変わったところ②:若者の志向

IDFC本会議のテーマについて、ミャンマー側の仲間と議論を交わしていた時、私は少しの変化を感じました。

 

「もっとどうやって社会貢献するかに目を向けて行こう」

「政治の話だってすればいい」

 

長い間、軍事政権の下にあったミャンマーでは、若者が政治的な話を公共の場ですることは「タブー」でした。民政移管された後もそのタブーは残り、ミャンマーの若者が「政治的な話をしよう」であったり、「社会貢献」について話を切り出すことはなかったように思います。

 

しかし、今年はミャンマー側の実行委員がそのような話を持ち出してきました。

今年度のプログラムで政治的な話をするわけではありませんが、ミャンマーの若者が持ち出した「社会への志向」は、今年度のプログラムを彩る一つのFactorになるような気がします。

 

変わらなかったところ①:シェダゴンパゴダに流れる日常

社会インフラや若者の志向が変化する中でも、変わらないものがありました。

それは、シェダゴンパゴダに流れる日常です。

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(↑パゴダの上に虹がかかっていました!)

 

ミャンマー人のほとんどは仏教徒です。ミャンマー仏教は日本の仏教よりも厳格な上座部仏教であり、人々と宗教の距離はすごく近いです。特に、シェダゴンパゴダはミャンマー人にとっても特別な場所であり、ミャンマー側の実行委員の一人は、

「なんど来ても意味のある場所。」

と教えてくれました。

 

シェダゴンパゴダには様々な顔があります。

お経を唱える祈りの場。

一息つく休憩の場。

子供たちが走り回る遊びの場。

家族写真をとる家族の場。

カップルが訪れるデートの場。

 

人々と宗教が近いからこそ、シェダゴンパゴダはミャンマー人の日常の一部となっています。社会や志向が変化しても、普遍的に変わらないものがシェダゴンパゴダには流れています。シェダゴンパゴダに流れる時間は、尊く、美しく、鮮やかです。

 

 

”Happiness”というテーマについて

ミャンマーの「変わったもの」と「変わらないもの」に触れながら、今年度のテーマは決まりました。

 

 

変わっていくことによって生まれる「豊かさ」

変わらずにある普遍的な「豊かさ」

 

 

人々はどのような幸せを目指して、「豊かさ」を求めるのでしょうか。

私たちが目指すべき将来はどんな姿なのでしょうか。

自分の幸せってなんなのでしょうか。

社会の幸せは?

 

このような疑問を真正面から考えたいという想いから、プログラムをつくっていきます。みなさんもHappinessとは何か考えてみませんか?

 

日本人側参加者のプレエントリー始まっています。

ぜひ一度、HPをご覧になってください。

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