IDFC2018 第2回 IDFCとミャンマーを知る!
ミンガラーバー!(ビルマ語でこんにちは)
IDFC実行委員会、渉外部の吉野です。
先日、IDFC2018実行委員会は東京にて
運営合宿を行ってまいりました。
各方面より実行委員が一堂に集まり、本年度の
テーマについて議論を重ね、各部署間での調整をしてきましたー!
今年度のテーマ発表をお楽しみに!
本日はIDFCとミャンマー魅力について記事を書いていこうと
思います。
ミャンマーと聞いて皆様は何を思い浮かべられるでしょうか⁇
一昔前ですと「ビルマの竪琴」、最近ですとアウンサン・スーチー氏
といったことろでしょうか。
近年のミャンマーは「アジアのラストフロンティア」と言われ
民主化を迎えた今、我々日本の企業が多く参入しています。
その中でも日本のJICAと総合商社主導のもとに建設された
ティラワ工業団地はこの国の工業化を象徴する場所となりました。
今後は農業大国としての農業、豊富な翡翠などの天然資源、そして新たな製造業を柱として、ミャンマーの段階的成長が見込まれるでしょう。
一方で少数民族との和解、紛争や政治的不安定さ、未発達なインフラの課題が挙げられます。
この様な変化著しいミャンマーを知ることは我々日本人にとってビジネスや外交で有益であり、不可欠であると言えるでしょう。
IDFCではそんなミャンマーや新興国の開発・教育・外交分野に強い関心の持つ参加者がと出会うことができます。昨年度は日本側で全国10を超える大学から、ミャンマー側参加者も各方面から参加者が集結しました!
また学生のみにならず本会議や勉強会ではミャンマーに精通される教授陣、現地進出日系企業、ミャンマー企業、起業家、政府機関の皆様にご協力を頂いております。
本フィールドキャンプではインプットだけに留まらず、アウトプットにも力を注ぎたいと考えております。
IDFCでは会議を通じて日本、ミャンマー両国が抱えている社会課題(昨年度は教育・会開発・外交)について自らがフィールドワークに出向き、講演会をお聞きし、分析を行います。そのプロセスの中からアイデアと解決策を導き、シンポジウムを開催し、一般に発信します。ここでは現地メディア、スポンサーの皆様もご来場していただき、フィードバックを頂くことができます。
日本人とミャンマー人によって編成されるチームで共にプロジェクトに取り組む中で、異文化相互理解力を深め、海外という環境下で行動できるバイタリティ、そしてプレゼンスキルを磨くことができるでしょう。
IDFCが若者から日緬間の友好関係強化に貢献することをモットーに、参加者の皆様にもキャリア形成や大学での学びのヒントにもしていただけるプログラムを提供できるよう実行委員一同、活動に取り組んでまいります。
ミャンマーに足を運んでこの国の今を体で感じに行きましょう!
本年度参加者募集情報は秋以降に順次公開予定です。
IDFC2018 第1回 ブログ始動!
IDFC2017 Day7
みなさんこんにちは〜!
IDFC日本側実行委員会マネジメント(管理)担当の山崎です!
Day6の記事にも説明がありましたが、Day7はシンポジウムの日でした。
私たち実行委員にとってはこの日がIDFCの活動を広めるビッグチャンス!
参加者にとってはこの日がIDFCで議論してきたことの集大成を見せるとき!
実行委員、参加者ともにIDFCオリジナルTシャツに、MVC中山さやか様より協賛品としていただいたロンジー(ミャンマーの民族衣装)を身に纏い、気合いを入れてこの日を迎えました。
廊下には各分科会グループのポスターを掲示。
各スポンサーの企業紹介ブースに現地学生が興味津々の様子。
メディアの取材にも慣れた様子で応える両国参加者。
午後からは現地学生をホールに招いてシンポジウムイベントを開催しました。
弊団体挨拶に加えて、在ミャンマー日本国大使館の古賀俊行様、ヤンゴン大学のPho Kaung学長、J-SATの西垣充様、Star Ticket創設者Ma Thet Mon Aye様より基調講演をいただきました。
基調講演の様子。
ご出席いただいたスポンサーの皆様と。
その後は各分科会グループが壇上でプレゼンを行いました。
参加者の発表を楽しげに聞く現地学生。
現地学生は、気に入ったプレゼンをしたグループのブースへ行き、30分間のワークショップに参加することが出来ます。
ワークショップの様子。
それぞれの分科会グループが1週間を通じて経験したことや学んだことを現地学生と共有し、現地学生を交えたディスカッションを行います。ワークショップのスタイルはグループごとに異なっていて、それぞれのカラーが出ていました。
議論を重ねた後は、現地学生とすっかり仲良しに。
笑顔と話の絶えないワークショップでした。
ワークショップ終了後は、場所を移動して中華レストランへ。
中庭のスペースとステージを貸し切って、IDFC2017の修了式を行いました。
こうして代表より各国参加者ひとりひとりに修了証が手渡されました。
食事の後は、全員にマイクがまわり、それぞれがIDFCを締め括るスピーチを行いました。
「1週間の宝物のような時間をありがとう。」
「これからもずっと、ずっとよろしくね。」
「IDFCを通して得たことを必ず将来に繋げたいと思います。」
それぞれが思い思いに一言ずつ発表していきました。中には感極まって涙を流す人も...。
このようにして長い1日が終了し、ホテルへ帰りました。
両国の参加者が時間を共に出来るのもあと1日です。
IDFC2017 Day6
ミンガラーバー!こんにちは!
IDFC2017実行委員会 渉外の齋木亮作です。今回はDay6で行ったグループワークについてご紹介します。
Day6ではDay7に開催したシンポジウムでの発表に向けて、日本とミャンマーの学生が一体となってグループ発表の資料やポスターの作成を行いました。
IDFC2017の新たな試みとして分科会を設けて、参加者の皆さんにはEducation and Career、Community Development、International Relationsの分野に分かれて各自が興味や関心がある分野についてフィールド調査を行い、議論していただきました。そこで議論した内容をポスターやパワーポイント資料として形にしていきました。
手探りで考え、何を発表するのかを考えていきました。ポスターの絵にもこだわり、グループの仲間で話し合いながら着々と形にしていきました。
納得のいくポスターが完成し、満足のご様子。
シンポジウムは多くの視聴者の前での発表があり、大スクリーンを使ったプレゼンテーションがあります。納得のいくパワーポイントのスライドを作るために、みんなで熱心に話し合い、細かいところも丁寧に作って発表に備えました。
Day6では単にシンポジウムに向けての準備を行っただけで終わりではありません。話し合った議論の内容を、聴講者にとっていかにわかりやすくまとめるのかが大きな論点となり、どうしたらわかりやすくなるのかを熱心に考えました。言語の違う者同士が英語という外国語を駆使し、意思疎通を図り一つの成果物を作っていく。その中には個人が考える想いや感情が込められていました。
IDFC2017 Day5
皆さんこんにちは、IDFC実行委員の遠西義治です。
IDFC2017の様子をお伝えしている本ブログも遂にDay5の紹介となりました!
Day5は主に以下二点のコンテンツで構成されていました。
①Tagu Film Event
②Networking Dinner
それでは1つずつ紹介していきます!
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【Tagu Film Event】
Day7のシンポジウムに向けて、Day5の午前中は分科会ごとに議論を進めていました。
タイトなスケジュールで疲れているかもしれないと、議論を始める前にチキンダンスという奇妙かつ愉快なダンスを皆で踊りました。
はじめは恥ずかしがっていた参加者もだんだんと楽しみ始めました。
Tagu Film Eventでは、ミャンマー国内でドキュメンタリー映画を製作しているTagu Films Production Myanmarの方々をお招きし、「This Land is Our Land」と「The Last Straw of Hope」という作品を観ました。
映画を観終えた後には簡単な質疑応答を行い、別室に移動した後には映画を通して感じたことをもとに議論を行いました。
【Networking Dinner】
Tagu Film Eventの後には、IDFC2017プログラムの中の重要なものの一つとして据えているNetworking Dinnerが待っていました!
こちらが会場の様子です
Networking Dinnerでは、IDFCをご支援していただいている方々やスポンサー、本会議にて登壇してくださった方を交えて、社会人×IDFC2017参加者で食事を楽しみながらお話しました。
普段の学生生活ではお会いする機会のない方々と積極的に話していた参加者1人1人の姿勢に、実行委員である私は驚き、関心しました。
写真のように、丸いテーブルを囲むようにして参加者とゲストの方々がお話していました。
Day5を通して、多くの参加者がIDFCの魅力を感じ取ってもらえたような印象がありました。IDFCという場を上手に活かして、参加者も個々人の関心ごとについて友人となった参加者同士や、今回のような貴重な場で知り合った社会人の方に熱心に話している様子も見受けられました。少しずつ少しずつ、参加者の間で心境の変化や思うところが生まれてきたのかもしれません。
IDFC2017 Day4
皆さんこんにちは、IDFC広報の遠西義治です。
今回はIDFC2017のDay4の紹介をしていきます!
Day4は本会議のまさにど真ん中。そして後半へのスタート日でもありました。
この頃には日本側とミャンマー側の参加者同士もすっかりうちとけていた様子でした!
参加者の中には、「あっという間に4日目になってる!」と驚いている方もちらほら。
そんなDay4を紹介するにあたって、以下の3点に焦点を当てていきたいと思います。
- 日本人墓地の訪問
- グループディスカッション
- Cultural exchange exhibition(日緬間の文化交流体験)
【①日本人墓地の訪問】
Day4の午前では、ヤンゴン郊外にある日本人墓地へ訪問しました。
長年ミャンマーで生活をしている池谷さんを講師として招き、日本人墓地の案内をして頂くと共に、第二次世界大戦時、日本軍が当時の英国領インドであったビルマに侵攻していた過去についてお話してくれました。
敷地内の石碑です。
日本人墓地を後にして、次に私たちが向かったのはCentre of excellenceという施設。池谷さんをプレゼンターに迎えて、第二次世界大戦以前の、或いは英国領インドになる前のビルマ(現ミャンマー)がいかに強大な国家であったかを紹介していただきました。
タイに留学中の私としては、この事実はタイの世界遺産の一つであるアユタヤ遺跡群を訪問したときに実感しました。(行ったことのない方はぜひ!)
昼食では、先ほど触れたように、参加者同士がすっかりうちとけながらシャンヌードルを楽しんでいたようです。
【②グループディスカッションBeyond the Changeとは…】
昼食を楽しんだ参加者たちが次に向かったのは、本会議ですっかりお馴染みの会場となったDiamond Jubilee Hallです。
ここで分科会ごとに分かれ、「Beyond the Change」とは何かについて、分科会ごとに話し合ってもらい、発表し合う場となりました。
ポストイットを有効活用しながら、参加者一人一人が思い思いに自分たちの意見を交わし合っている様子がとても印象的でした。
【③Cultural Exchange】
Day4の最後を飾ったのは、参加者たちにとって待ちに待った?分化交流の時間でした。
IDFC2017の本番前に、各国の参加者同士で事前に話し合って用意してもらった様々な出し物をテーブルに並べていました。
ミャンマー側の出し物。なかなか可愛いです。
こちらもミャンマー側の出し物。異文化ですね。
書道に挑戦するミャンマー人参加者も。
お二人ともお似合いです!
Day4を通して、日本側とミャンマー側の参加者の仲が一層よくなったのではないでしょうか。ミャンマーを舞台に、日本とミャンマー両国の間に忘れてはいけない過去があることを学び、自分たちの現在があることを学んだと思います。
本会議以降も両国の参加者がこのことを覚えておくことも、2国間の将来にとって非常に重要なことなのは間違いないでしょう。
IDFC2017 Day 3 ~International Relations分科会~
こんにちは!
IDFC企画担当の塚本沙世です。
私はIDFCを通して、International Relationsというグループのファシリテーターとして、参加者のみんなと一緒に勉強し考え活動しました!
International Relationsとは、ミャンマーと日本における経済や政治的繋がりや、これからの関係性構築に向けて、、、といった大きく夢いっぱいのトピックが話し合われました。その他にも、ミャンマー国内の民族紛争や伝統文化についても、熱く議論が交わされました。
さて、そんなInternational Relationsのグループはフィールドワーク先として、3つの施設に訪問させて頂きました。
JETROでは日本とミャンマーの経済的繋がりについて、講演をして頂き、そのあとの質疑応答では参加者とJETRO職員の方の間で、活発な議論が交わされました。その中でも、人口ボーナスについて深く語って頂き、タイに進出している多くの日本企業がこれからミャンマーに来るだろうと予想されていました。
ちなみに、ミャンマーの人口ボーナスはこれから先10年〜20年にピークを迎えるそうです!
②Yangon Stock Exchange(ヤンゴン証券取引所)
ヤンゴン証券取引所は、国営ミャンマー経済銀行と、日本の大和総研と日本取引所グループの合弁企業により、2014年12月に設立されました。
設立の経緯から、これからのvisionについて語って頂きました。
③Yangon Region Parliament
ここでは実際に政治に関わっている政治家の方々と、意見交換する機会をいただきました。通訳してくださる方もつけて頂き、お菓子とお茶までご馳走になり、心こもったおもてなしをして頂きました!ありがとうございます。
一日を通して、様々なところへ訪問をし新たな気づきや視点を得られた気がします。IDFCだからこそ経験し学べる機会がある。参加者のみんなにとっても貴重な経験になっていたら幸いです。
IDFC企画 塚本